【読書感想】私の代わりに旅に出てくれている気分「心がほどける小さな旅」 益田ミリ著

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このご時世、なかなか旅行に行けない。ましてや泊まりがけの旅行なんて久しく行っていない。

あぁ、どこか遠くに行きたいなぁ。

そう思う時って、たいてい、休めなかったり、予定があったり、しがらみがあったり‥‥‥遠くに行けない情況だったりするもの。

出典:心がほどける小さな旅 益田ミリ著 まえがき部分

気軽にどこかへ行けるような情況ではないから、まさにこんな気分だった。

どこか知らない場所へ旅行行きたい!という欲を満たしてくれるエッセイ本だった。この本を読むことで、新しく行きたい旅先が追加されることになった。

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絶妙に有名ではない場所への旅行

著者が実際に行った旅のエッセイとなっていて、春夏秋冬で分けて書かれてある。

イラストレーターというのもあって、持ち物や旅先で見たものをかわいい絵で説明してあるのでわかりやすい。

このエッセイのいいところが、行った先が絶妙に超有名どころではないところ。何かきっかけがないと知ることができないようなところが多いのだ。

大きな観光地化されたところだとゴテゴテしていて、気持ちが落ち着かないような場所もある。しかしこのエッセイのように、小さな場所を目的地にすることで、時間に追われることもなくゆっくりと自分がしたいことに振り切っているのがいい。

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自由な旅程

一人で旅行に行くこともあるようで、旅先のホテルで1日ゆっくり過ごし、翌日から外に繰り出すといった贅沢な旅程を組んでいるのもあり、憧れのある旅になってる。

(こんな旅程で旅行に行ったっていいんだ。)と気付かされた。

本当に疲れ切ってしまって何もかもから逃げ出したい!といった気持ちになった時にしてみたい旅行の一つだ。

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素晴らしい旅のお供

そして一緒に旅行に行ってくれる編集者の猫山さん(仮名)もいい人で、誘えば二つ返事でOKがもらえるのだ。しかも旅先の情報収集や予約もこなしてくれる。著者と気が合う友達みたいなものなんだろう。

こうやって気軽に誘って、一緒に旅に繰り出すことができる人がいるのが羨ましい。

大人になるとそれぞれ家庭があったり、事情があって疎遠になってしまったりで、なかなか泊まりがけでの旅行に一緒に行くことができない。持つべきものはノリと気が合う友だと思った。

印象に残ったのは「ブレックファースト」

泊まりがけでの旅行ではないが、フォーシーズンズホテル椿山荘で朝食を友達と食べる話。

友達と集まってご飯といえば、昼や夜のイメージだが、朝ごはんで女子会というのもいいなぁと思った。しかも椿山荘で食べるなんて、朝から特別な気分だし、友達と一緒に過ごせる幸せを感じられていいな。

少し贅沢をすることで、生活にメリハリがつくし、刺激にもなる。友達と一緒に同じ経験をして共有することで、より楽しみも増す。

日常から少し離れて、行ったことのない場所や経験をしてみることが最近めっきり減ってしまった。でも、いつかまた気軽に旅行に行けるようになったら、気になるところはどんどんアクティブに行ってみたいと思った。

この椿山荘での朝食も行きたい候補の一つとなった。私が率先して企画しよう。贅沢朝ごはん😁

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