祖母の家は車がないと生活ができない、典型的な田舎に住んでいる。
祖母はもう80歳を超えているのもあり、高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えたり、逆走してしまうといった事故をニュースで見ていると、とても他人事とは思えないようで、本当は車を運転したくないらしい。
免許の返納も考えているようで、私としては意固地にならずにそんなことを考えているということが、祖母のすごく賢い判断だと思っている。
ちょっとした外出も車が必須
私は東京に住んでいるのもあり、どこに行くにしても電車やバスを使っている。電車やバスの交通網が発達していたら、車の必要性があまり感じられない。
もし自家用車を持っていたとしても、維持費を考えると都度都度電車やバスに支払う方が安い。つまり車を持つか持たないか選べる便利な場所に住んでいることになる。
ところが田舎だとそうもいかない。
一番近いスーパーでも、車で5分の距離になるし、最寄駅なんて車で10分かかる。どこに行くにしても、とてもじゃないが徒歩では出歩けない。
せめて徒歩圏内にコンビニがあればいいけど、コンビニなんてスーパーよりも遠いところにある。
そうなるとやっぱり車が必要になるんだなぁ。
事故の可能性
車を運転していると、必ず付き纏うのは事故の可能性。
特に車が絡む事故は、本当に悲惨な結果になってしまう。鉄の塊があんなスピードを出していたら当然のこと。
私は学生の頃免許を取ったが、それからは一度も車を運転したことがない。理由としては、車を運転する必要性が感じられないのもあるが、事故を起こす可能性があることが怖いからだ。
さらにいうと、歳と共にとっさの判断能力や認知能力が鈍ってしまう。車を運転しているとマルチタスクが必要になるし、アクセルとブレーキの踏み替えも素早く行わなければならない状況だってある。
高齢者にとって車の運転は難易度がどんどん高くなっていく、難しい動作だと思う。
ところが田舎に住んでると車を運転しないと生活ができないので、車を運転せざるを得ない。
う〜ん、ジレンマだよなぁ。
行政に頼るのも1つの手
住んでいる場所によっては、タクシーを格安で利用できるところもある。
車がないことで買い物が不便になるなら、ネットスーパーの利用を検討するのもよし。
当の本人たちがすぐにこれらを利用できるわけではないと思うが、少しずつ慣れていくのも頭の体操にもなるし刺激にもなる。
いずれ私もおばあちゃんになるんだったら、頑固にならずに柔軟新しい環境に慣れられるようなアクティブばあさんを目指そう!
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