祖父母の思い出の家に引っ越す

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数ヶ月前までは私は一切思ってもみなかった。私たち夫婦は、私の祖父と祖母がかつて暮らしていた思い出の家に引っ越すことになった。

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祖母が亡くなってからの5年間

祖父と祖母の家は、1階は貸店舗・2階は貸店舗にしてもいいけど今は倉庫、3階4階に2人がつつましく暮らしていた居住スペースがあった。家に上がるためには少なくとも3階分の階段を上らなくてはならないし、結構な急階段になっている。祖父と祖母が年の割には健康だったのは、この階段で作られていた言っても過言ではない。

ところが5年前に祖母が亡くなった。すると後を追うかのように祖母のお通夜当日に祖父が倒れてしまった。何とか一命をとりとめたが、後遺症のせいで階段を上ることが難しくなってしまった。そこでワンフロアで生活ができる別の家に住むことになった。

つまり祖父と祖母が二人で仲良く住んでいた、3階と4階の家が空き家になってしまったのだ。

祖母の遺品や祖父の持ち物がまだ残っているとはいえ、誰も住んでいない状態。空き家になってしまった当初は(なんだかもったいないなぁ)とは思いつつ、私は東京で働き始めたばかりだったこともあり、処遇については両親に任せっきりだった。

たまに私の兄が帰省した時の帰る場所として、こまめに掃除はしていたが一年で1ヶ月も使わない。しかも家というのは不思議なもので、誰も住んでいないと一気にガタが来てしまう。私は人を住まわせるという役割を果たせなくなったという家の腹いせ、だと思っている。

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思い出を残しつつ新しくする

私が物心ついたころからあったこの家。少なくとも築30年は経っているだろうか。毎日使っていた台所やトイレ、風呂場あたりはそれなりに古い。

このあたりは新しくリフォームすることを決めた。トイレの床はタイル張りでいつも寒かったこともあり、ここは自分で上から床を貼ってみることを検討中。DIYというやつかしら?

畳の敷いてある居間やベッドがまだ置いてある寝室はきれいなままだったし、こたつもそのまま使おうかな。(こたつの天板は麻雀卓にもなるリバーシブルタイプだし!)

昨日は母から連絡があり、戸棚にあった食器や鍋などは使うかどうか聞かれたが、なんとなく捨てるのがもったいないので全部置いておいてもらうことにした。

小さい頃は昼時に遊びに行って、祖母の作るいつも決まった昼ご飯を食べていた懐かしの食器。あのお皿はこの料理が、この器はあの汁物が入っていたとまだ鮮明に覚えている。

多分捨てられないだろうから、私が思う存分この食器たちを使ってあげたい。また昔みたいに料理を入れる役割を果たしてあげたいし、なんなら祖母から教えてもらった料理を作ってみようかな。

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