ゆで卵は半熟が大人気。ラーメン屋の煮卵なんてほとんどが半熟卵だ。色濃くなった白身をお箸で半分に割ると、濃厚でドロっとしたオレンジの黄身が垂れる。
どうして完全に火を通した固いゆで卵ではなく、黄身がドロっとした半熟ゆで卵の方が一般的に好まれているのか。
一般的に海外では生モノを食べる文化がないというのも聞いたことがある。
夜中に半熟煮卵を作っていた私がふと疑問に思ったので、私なりに理由を考えてみた。
日本人の食文化は生で食べたがり
生モノのといえば刺身。
日本食の代表に君臨していて、いろんな魚が刺身として食べられている。私も好きだし、なんなら今日の晩ご飯はネギトロ丼。
魚をおいしく食べるには刺身が一番!みたいな風潮がある。(私の偏見)
生で食べることこそ至高。こんな考えが日本人の根底にはありそう。
牛・豚・鶏
また牛肉も生で食べられていたりするが、基本的には牛・豚・鶏肉は生食には向いていない。
ところが日本人はどうにかして生っぽくして食べたがる。
ユッケなんて今はすごく高いけど、それでも人気があるから提供している店がある。鶏肉は鶏のたたきとして売られている居酒屋を見かけたことがある。豚肉は火を通すとはいえ、しゃぶしゃぶの時は軽く火を通すだけで食べてしまう。
生牡蠣
牡蠣はいろんな調理法がある中、生牡蠣を選んで食べることその思考の典型例だと思う。
生牡蠣は本当においしい。カキフライよりも生で食べる方が好き。あのとろっとしたクリーミーさがたまらないよね。
しかし生牡蠣はノロウイルスに当たってしまうかもしれないという、ロシアンルーレットに参加しているようなもの。それでも食べたがる人は多い。
こんな危険を冒してまで、生牡蠣に魅了されているのが日本人。
生レバー
生レバーの提供が禁止されてからの、世間のがっかり具合がすごかったし、私もがっかりした人の中の1人だ。
世の中ではどうにかして生レバーを食べたいがために、こんにゃくで味を再現した商品だったり、馬の生レバーなら食べられるからそれを代わりに食べる人がいたり。
あの味をまた堪能したいという欲望を叶えるために、日本全国が一致団結して抜け穴をどうにかして見つけ出している。とにかく日本人は生が大好きなのだ。
喉越しがいい
やはり火を通してしまうと、固くなったり喉越しに引っ掛かりを感じる食感となる。
ところが生で食べると喉越しが滑らかでつるんと食べることができる。
日本人ウケしかしないTKG(卵かけご飯)なんて、白ごはんだけで食べるよりも生卵とかき混ぜて食べる方が明らかに喉越しがいい。
ユッケもつるんと食べられるし、刺身もつるんといけちゃう。
ちなみに私が実際に日本と海外のビールを飲み比べて感じたのが、日本の生ビールはキンキンに冷やして飲むことで喉越しを追求していて、海外のビールは水みたいに飲みやすい。
オーストラリアのパブで飲んだ時に、アサヒの瓶ビールがあって飲んだことがあるがこれはスッキリとしていてアルコール感をあまり感じないものだった。
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