いつまでもあると思うな寿司屋と金

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年2回ぐらい行くお寿司屋さんがある。

自転車で10分ぐらいの距離にあって、チェーンの回転寿司だけど1皿100円ではないようなところ。

たまにの贅沢で元気があるときは、そのお寿司屋さんまで自転車を走らせて食べてに行っていた。

あとこのお寿司屋さんには、笑点の司会をしている春風亭昇太にものすごく似ている従業員が寿司を握っているのだ。

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昇太の店

この店はにぎり以外のサイドメニューや軍艦は、お客さんから見えない奥の厨房で作っているようで、にぎり以外の注文が入った時は「〇〇番さん、ネギトロ軍艦〜」と言ったように従業員がマイク越しで厨房に伝えていた。

その時の声がまた昇太に激似なのだ。もはやおもしろくもないのに笑点の司会を間近で見ている気分になって笑ってしまう。

あまりにも春風亭昇太に似ていた衝撃が強すぎて、それ以来このお寿司屋さんのことは「昇太の店」と呼んでいた。

さて、ある日のこと。

お寿司が食べたい気分になり、今年に入ってから半年は昇太の店に行ってないことに気づく。久しぶりに行ってみる気になったので、昇太の店まで自転車を走らせる。

するとなんと、昇太の店があったであろう土地が更地になっていたのだ!

一瞬場所の記憶違いを疑ったが、どう頑張って思い出してみてもこの更地にあったとしか思えない。

更地を囲う柵に張り紙がしてありよく読んでみると、どうやら土地を返却しなきゃいけなくて、近場で移転できるとこも探してみたが見つからず閉店するとのこと。

そんなぁ、せっかく贅沢しようと思ったのにぃ。昇太どこ行っちゃったの?

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いつまでもあるものなんてない

お値段的に年2回の贅沢にしていたから私の懐事情的に仕方ないけど、実はもう少し昇太の店に行けたのではないか。

そうしたら、もし次行けたらあのメニュー食べてみようと思っていたものが食べられていたかもしれないのに。

昇太の店にくる度にお客さんがいつも多くて、繁盛しているように見ていたから、いつまでもこの店はあるものだとばかり思っていて油断していた

店がなくなる原因って、業績悪化みたいにお店の責任によるものだけではないことをまざまざと見せつけられた。

お気に入りの店がなくなると、なんだかぽっかりと心に穴が空いた気分になる。

結局この日は、昇太の店があった近くにある家系ラーメンのお店に行くことにした。

家系ラーメンのお店も私のお気に入りの店で、たまに食べにくる。昇太の店がなくなってしまった衝撃からまだ抜け出せていないので、この家系ラーメンの店もちゃんと食べに来れるときには来ようと心に決めた。

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