洗濯機を回す時間を気にせず、気づいた時にいつでも回せる。
いかにこれが幸せか気付かされる。
前の家では
東京にいた時の家は、集合住宅で3階立ての2階に住んでいた。
角部屋というわけでもないから、上下左右の部屋に別の家庭が住んでいる事になる。
家庭それぞれで生活ペースは異なるだろうから、音にはできるだけ気を遣ってきた。
歩くときはスリッパを履いてドタドタと音を立てない、大声を出さない、荷物は慎重に床に置くなどなど。
その中でも洗濯機を回すことについては殊更気を遣ってきた。
夜中には絶対に回さない、朝は9時以降からなら回すと言ったことを気をつけてきた。
洗濯機がベランダにあるのであれば、大した騒音にはならなかったかもしれないが、洗面所に洗濯機を置くスタイルの家だったので、どうしても洗濯機を回すときの音が響いてしまう。
音が響くことに気づいたのは、とある休日に他の部屋の家庭が洗濯機を早朝に回している時だった。
まだ朝の5時ぐらいの時のこと。どこからかゴゥンゴゥンと低重音が響く。
ぼんやりとめを覚ました私はこの音を聞いて咄嗟に察する。
あ、これ洗濯機が脱水で洗濯物をぶん回してる時の音だ。
私はこの音を聞いたからといって迷惑に思ったことはなく、むしろこの時間に回さないと小さい子供のお世話とか、これから始まる1日の予定からして今回さないと行けないんだろうとか、無駄によその家庭なのに気を回してしまった。
とはいえこうやって別の家庭にまで洗濯機を回している音が聞こえてくることを、この時に知ってしまったからには、洗濯機を回す時間にまだ融通を効かせられる私たちは、洗濯機を回す時間に気をつけるようになったのだ。
今の家では
今の家は集合住宅ではなく、住んでいるのは私たち夫婦だけ。
隣近所も店舗が多いため、夜中に住んでいる人はいないので、ご近所さんがいない。
つまりどれだけ音を出しても迷惑に思う人はいないということ。
それは洗濯機を24時間いつでも回しても迷惑にならないということだ。
朝起きてすぐに回してもいい、夜中23時ごろにお風呂に入った後のバスタオルをすぐに回してもいい、真昼間になんとなく回したくなってもいい。
いつだって回してもいいのだ。
これがいかに素晴らしいことかわかるだろうか。
世間体を気にせずに洗濯機を回せるこの快感!
1日に何回洗濯機を回しても、
あそこのご家庭は、1日に何度洗濯機を回しているのかしら?そんなに洗濯物が多いのかしらね?どれだけ着替えが多いのかしら?
と言った邪推をされることもない。(そんな人はいないだろうけど)
この家に引越してきて、一番恩恵を受けていると感じるのがこの洗濯機をいつでも回せるということなのだ。
引越してきてよかったぁ。
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