
雨に日といった低気圧が特に強い日は、私は何もできなくなる。
さらに生理が被るともう最悪だ。
重力に負けてずっとベッドに這いつくばっているし、倦怠感があるし、頭痛もあるし、耳の閉塞感もあるし。
そして普段は足がむくみやすい。夕方ぐらいにはもうふくらはぎがパンパンに張っていて、足がとてつもなくだるい。
でもこういった不調って正確に病名があるんだろうか?
不調について調べてみると、どうやら診断のつかないような原因のわからない不調には「鍼灸院」がいいということが書いてあった。
鍼灸は経験済み
数年前私がオーストラリアにワーキングホリデーで住んでいた頃、シェアハウスで同じ家に住んでいた人が鍼灸師だった。
当時私は手首を痛めていたので、鍼灸師さんに毎日手首周りに鍼灸をしてもらっていた。
鍼灸というからには、鍼とお灸だ。
初めて鍼とお灸をしてもらったが、とてもスッキリと気持ちのいいものだった覚えがある。
やはり「鍼って痛くないの?」という怖さがあったが、鍼灸師さんに試しに手に鍼を1本挿してもらったときは(あれ?これ刺さってる?)というぐらいに痛さがなかった。
鍼は髪の毛よりも細く、先端も丸く鋭利ではない。さらには鍼を刺すときに使う管のおかげで刺すときは痛くないらしい。
WHOからも鍼灸の効果は認められているとのことだったので、あながちプラセボ効果だけではないようだ。
こういう経験があったので、私が鍼灸に行くとなっても鍼に対する恐怖心は全くなく、むしろ楽しみだった。
友達から紹介してもらう
とはいえ日本で鍼灸院に通ったことはないので、どういったところに行けばいいのかも全くわからない。
そこで東京に住んでいる友達が鍼灸院に通っていることを思い出し、その鍼灸院に大阪でオススメの鍼灸院を教えてもらうことにした。
鍼灸師というのはこういう繋がりが強いらしく、お互いオススメしあうのだとか。
偶然にもオススメされた鍼灸院は、私の家から自転車で通えるところだったので早速その鍼灸院に予約を入れてみる。
個人で経営している鍼灸院で、女性の院長一人だそう。
女性にだったら、お腹を見せても安心感があるね。
当日の問診で不調の原因がわかった!
行く前にあらかじめWEBでの問診票を書いていた。
どういう時にどんな症状が出るのか、どういう風に改善したいのか、他に気になるところはあるのか。
様々な自由記入欄や、チェック項目があった。多分普通の病院ではここまで聞かれないと思う。
そして当日。
初めて鍼灸師さんと対面して、さらに問診して症状の原因を探っていく。
やはり問診票で自分の頭の中で考えたものを書いていくよりも、対面で問診してもらうと「そういえばこんな症状も気になってたな」と思い出すことも出てくる。
私の場合は水分をたくさん取っている割にはトイレに行く回数が少ない気がする、ということだ。
水分は何かで1日あたり1.5L取るのがいいと聞いたことがあり、私は喉が乾かないうちにちょこちょこお茶や白湯を飲むようにしていた。
ところがその割には、トイレに行く回数が少ない。人より水分を飲んでいるなら、トイレにたくさん行ってもいいはずなのに、思っているよりも行っていない。
鍼灸師さんとの対面での問診でそのことがわかり、低気圧の時に体調が悪くなるのもむくみが原因だということにたどり着いた。
体内に余分な水分が溜まっていることで、低気圧の時に不調が出やすいとのこと。
そこで治療方針としては、体内の水分を出しやすくするための処置をしていくことになった。
仰向けとうつ伏せで鍼灸
治療方針を立ててから、まずは服を着替える。用意してもらっていた服に着替えて、診察台に仰向けで寝転がる。
そして私のお腹をめくって、みぞおちあたりを押される。
つい声が出てしまうぐらいに痛い。
「ごめんねぇ。痛いよねぇ。でも手首のここを押さえると痛さはどう?マシ?」
おお?あれ?同じ強さで押されてるのに痛くない。なんでや??
内臓の動きを良くしてもらうために、お腹にお灸を据えてもらい、むくみのひどい下半身には鍼とお灸をダブル使いで処置してもらう。
久しぶりに鍼されると、独特の響というのを感じた。
鍼を入れられる時に感じるあのズーンというか、グンっというか。とにかく鍼治療の時にしか感じられない変な感覚。あれ癖になるよね。
お灸って悪いところに据えると、ほんのりとした温かみを感じるらしく、熱くて火傷しそうなぐらいのときはむしろその部分は健康なのだそう。
私がお灸を据えてもらった場所はほとんどがほんのり温かく感じたので、的確に悪いところを当ててくれたんだと思う。
仰向けの状態で10分ほど放置されてから、鍼とお灸を取り除いてもらい、次はうつ伏せになった。
うつ伏せの状態では、後頭部から首にかけて数本の鍼を入れてもらい、腰や足には鍼とお灸を置いてもらう。
仰向けの時と同じぐらいの時間放置して、鍼とお灸を取り除いてもらい治療は終了。
気持ちよかったぁ。
その後と対処法
水分を排出しやすいようにしてくれたようで、トイレに行きたくなるはず。そして今後は、低気圧が来るタイミングで治療を行えばより改善できるとのこと。あとは、水分はしばらくは喉が渇いたら飲むようにする、という対処法を教えてもらう。
なので予約はせずに、自分が行きたいと思った時に予約を入れるということになった。
実際治療をしてもらった当日は、全くむくみが出なくて足はすらっとしたまま。さらにはトイレにもいつもより多くいくことができた。
鍼治療って効果があることを改めて実感ができた。
そして家でもお灸をするように勧められた。
むくみに対してお灸は効果抜群らしく、むくみに効くツボはネットで探せば出てくるので、大体の位置でいいからお灸を据えれば効果はあるとのこと。
家にお灸があったので、早速物置の奥底から取り出して、ネットでツボの位置を探し、見よう見まねでお灸を据えてみる。
お灸を据えている時間は、リラックスタイムでもあるので、なるべく何もしないでじっと寝転がる。
最近の私のご褒美の時間となっている。

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