一目惚れした服があった。
たまたま店の前を通った時、マネキンが着ている服が目に留まる。
本当に欲しいのか、よく考えたらいらないのか。
悩みに悩んで結局は買うことにした。
本当に欲しいのか?
店の前に置いていたマネキンの服が気になり、マネキンの前で立ち止まる。
マネキンが着ていた服というのは、ポリエステルでできたテロンテロンのシャツ。
私が持っていない形の服だったし、ノースリーブの民枯らしたら、上に羽織るだけでおしゃれに見えることに気づいたのだ。
なんておしゃれなシャツなんだ。柄も私好みでめちゃくちゃかわいい!
でもこれは本当に私が欲しいものなのだろうか?
一旦保留
一目惚れだからと勢いで買ってしまってから、実際に着てみると思ってたのと違ったり、今自分が持っている服に合わなかったりするかもしれない。
そう思うとすぐには買う気にはなれない。
まだ買い物の途中だったので、一旦シャツのことは保留にしておき、買い物を済ましてから考えることにした。
実はシャツが欲しいと思ったのは、ショッピング欲を満たしたかっただけなのかもしれない。そうであれば、まずは食料品や日用品を買うために出てきたんだから、それらを買ってみて、ショッピング欲を満たせるか図ってみよう。
もし買い物を全て終わらせても、シャツのことが頭に残っていたら、また服屋さんの前を通ればいい。
時間にして数秒。頭の中で考えた結論だった。
一目惚れは簡単には熱が冷めない
食料品や日用品など全て買うことができた。
それでもやっぱりシャツが欲しい欲が収まらなかった。
これはもうシャツが欲しいという気持ちに嘘偽りがないということだ。
もう一度服屋さんに行って、マネキンの着ている服をもう一度確認しに行くことに。
うん、かわいいし素材もテロンテロンしたものは持っていない。これは欲しい!!
改めてシャツが欲しいという気持ちを確認したところで、マネキンの横のハンガーにかかっている同じシャツを手に取り、近くの店員さんに渡す。
「一度ご試着されますか?」
店員さんに聞かれたが、私は勢いに乗って買わなければならないという気持ちに乗せられていたので、
「いえ!大丈夫です!」
と、なんと試着を拒否してしまったのだ。
試着は家でしてみたら
勢いで買ったシャツは、店員さんによって丁寧に畳まれて袋に入れてもらう。
ちゃっかりポイントカードも作ってもらったので、また来てしまうかも。
食料品と日用品が入ったパンパンの買い物袋を抱えて、さらにはシャツが入った袋まで持ち家路に着く。
家に帰ったらすぐさま、買い物袋はイスにおき、袋からシャツを取り出してバサバサっと広げる。もちろん袋はその辺にポイっと放り投げた。
うん!テロンテロンシャツいいぞ!涼しげだからこれからの季節にちょうどいい!
自画自賛しながら、姿見の前に立ちノースリーブの上からシャツを羽織る。
最っっっっっ高!!!!
かわいすぎて、このシャツを買った私自身を褒め称えたい!
このシャツならいつでもどこでも出かける時に気軽に羽織れるから、毎日でも着てしまいそう!ていうかもう4日連続で着てるわ!
一目惚れで服を買うとこんなにも気分が上がるものなのだ。
コメント