飲んだ後の締めのラーメンはチキンラーメン。チキンラーメンは私の思い出の味

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私はほぼ毎日、家でお酒を飲む。

平日は晩ご飯と一緒に飲んだり、寝る前の晩酌として飲んだり。休日は晩ご飯がてら居酒屋に行くこともある。

少しお酒を多めに飲むとほぼ必ずと言っていいほど欲するのが、〆のラーメン

あっさり醤油ラーメン、こってり豚骨ラーメン、手軽にインスタントラーメンなど、その時々によって食べたくなるラーメンがある。

最近もっぱら欲しくなる〆のラーメンは、チキンラーメンだ。

ラーメンの中でも、唯一無二の独特の味を醸し出すチキンラーメン。

そんなチキンラーメンの魅力に、私は幼少期から取りつかれていることに気づいた。

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父が唯一作ってくれる料理がチキンラーメン

思い返せば、私が小学生のころから実家には常にチキンラーメンが置いてあった。

父がチキンラーメンが好きで、料理を普段しないのに、自分がチキンラーメンを食べたくなった時だけは台所に立つのだ。

大体台所に立つタイミングは、夜の晩酌後。ちなみに晩酌前は、しっかり晩ご飯は食べている。

晩酌中、父がおもむろにソファから立ち上がり、私に聞いてくる。

「チキンラーメン作るけどいる?」

当時小学生の私は、育ち盛りなのもあって、しっかり晩ご飯を食べた後とはいえ、常にお腹が空いている。

しかも珍しく父が料理を作ってくれるという、レアイベントに遭遇できたうれしさもあり、私は即答する。

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父のチキンラーメンの作り方

チキンラーメンは鍋にお湯を沸かして麺を茹でる作り方と、器に麺を入れて上から熱湯をかける作り方の2種類ある。(例外として、そのまま食べるのもアリ)

父は鍋で作る方法だった。

作り方は、規定量よりも少なめの水を鍋に入れて沸騰させる。(どれぐらい少ないかは感覚で調整)

次に麺を入れ、箸でほぐしていく。そして麺がほぐれたら卵を割れないように投入する。卵を入れたら、鍋に蓋をして、麺にコシがなくなるぐらいやわやわになるまで煮立たせる

すると麺がスープを吸って、汁なし麺に近い状態になってくる。

この状態になってきたら、父専用の丼に移す。

父専用の丼というのは、子供が持ち上げるには少し重たい丼のことで同じのが2つある。

実家には、常に焼き鳥やイカの缶詰が置いてあるので、缶詰を開けて麺の上に乗せて完成。

2人分のチキンラーメンを作ってもらい、2人でテーブルに隣同士に座り、二人でラーメンをすする。

普段使わない、父専用の重たい丼を使えるのもこの時だけで、さらに特別感が増す。

おそらく二人の共通の思い出となっている。

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大人になった私の食べ方

〆のチキンラーメン。めんどくさくて卵もネギもなし。

大人になって、実家から離れて暮らすようになった。それでもチキンラーメンは私の家に常備されている。

夜遅くに家でお酒を飲み、小腹が空いたタイミングで例の作り方でチキンラーメンを作る。

夫と一緒に飲んでいるので、夫も巻き添えにする。一食分を二人で分けるのだ。そうすれば〆のラーメンの量としてちょうどよくなる。

缶詰は今になって思うと、結構お値段がする。代わりにねぎやすりごまを入れて、野菜を摂取しているつもりになって、深夜のラーメンに対する罪悪感を打ち消している。

毎日食べているわけではないんだから、という追加情報を自身に刷り込むことで、罪悪感を徹底的に叩きのめす。

そして眼鏡を曇らせながら食べる、深夜のチキンラーメンはこれからもやめられないと思う。

ほらほら、食べたくなってきたでしょ??

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