実はこの記事の日、家に遊びに行く前に友達と神田明神に初詣に行ってきた。
すでに私は一日に祖母の家の近くの神社でお参りはしていたけど、まぁいろんな神様に顔を見せにいくのもいいでしょ、と思い今回は神田明神に行ってきた。
コロナ禍前まではとんでもない人だった
私が勤めている会社の近くにこの神田明神がある。毎年初出勤の日は勤務時間中に社員全員でぞろぞろとお参りに行っていた。
コロナ禍前のお参りはそれはもうとんでもない人だかり。会社が多く集まる場所のせいもあるし、神田明神は商売繁盛の神様を祀っているんだとか。
会社から外に出ると、同じ方向に向かって歩くスーツやコートを着た人たちが増えてきて、神田明神の近くの交差点までくる頃には警察も総出で交通整理をするぐらいに、たくさんの大人たちが集まる。
やっぱり会社から向かっている人たちが多いので、酔っ払いや人に迷惑をかけるような人たちはいない。みんな大人しく厳かに交通整理の流れに身を任せている。それだけが唯一の救いで、女性たちでも安心して人混みの中に入ることができる。
境内に入るのにも実は一苦労がある。入場制限がかかるのだ。神田明神の正面の急な坂道を少しずつ少しずつ進んでいく。この坂道の両端には屋台が並んでいて、ベビーカステラや焼鳥のいい匂いが漂い(絶対ベビーカステラを帰りに買ってやる!)とお参りに来たご褒美を考える時間にもなるのだ。
ようやく境内に入り、さぁすぐお参りできるかと言えばそんな道のりが甘いわけがない。まだまだお賽銭箱まで少しずつしか進めないのだ。しかも商売繁盛の神社といえば熊手。去年購入した熊手を返却し、新しいものに買い換えるというイベントも待っている。
古い熊手やお守りを返すためのエリアがあるのだが、毎年そのエリアに返しにいく時に会社の人たちとはぐれてしまう。もはやはぐれることも恒例行事なので、誰も心配したりしない。いい大人だから迷子の放送が流れることもないし、似たようなスーツやコートを着た人たちばかりでどうせ見つけられない。はぐれたらはぐれたでそのまま探したりせず、各々でお参りしたら各々でまた会社に戻るのだ。なんならはぐれることを見越して、上司から熊手用のお金は先に渡されている。(多分最初から私達に買わせるつもりだったと思う)
帰りは上司がいないのをいいことに、気の許す同僚達とベビーカステラを買い、ゆっくりと帰り道を歩きながら暖かいベビーカステラを頬張る。
これが会社での毎年の恒例行事だった。ここ数年はこんな全員で行うようなイベントをしていないから、懐かしく感じるなぁ。
今年の神田明神は
今回は休日で会社が休みなせいか人混みもそこまで多くなく、ゆっくりと境内を周る事ができた。
手を洗うところ(手水舎というらしい)もかわいくなってて、ふわっと花の匂いも漂っていた。
絵馬をちゃんと見たのも初めてで、さすがラブライブの聖地。みんなが絵馬に書く絵がうますぎる。もしかして一旦持って帰って、描いてから持ってきたんじゃない?
あと御朱印も抜かりなくもらえました。書き置きされている紙を手渡しで受け取るという、コロナ禍の感染対策として流行りの方式。人によっては直接ご朱印帳に書いて欲しいだろうけど、私は気にしないのでありがたく頂戴しました。
神田明神交流館【EDOCCO】というショップが境内にあり、初めて中に入ってゆっくりと見て回ることができた。
そこで私は冬らしく甘酒を買って飲んでみた。生姜が入っていない甘ったるい甘酒だったが、私はこういう甘酒が好き。少しずつ飲むことで全身に甘酒の甘さを行き渡らせるような感覚が好きなのだ。全部飲み干す頃には体が芯からポカポカしてきて、友達の家に向かうときはあまり寒さを感じなかった。
もしかして寒さを感じなくなったのは、神様の御加護のおかげもあるのか!?
神社声援(ジンジャーエール)もあった
神社でしかできないシャレとはまさにこのこと。EDOCCO内でジンジャーエールを神社声援として売っていたのを見かけた。
ちょっと気になったから飲んでみようか迷ったけど、どうしても寒すぎて冷たい飲み物を受け付けなかったんだよなぁ。しかも写真撮り忘れちゃったし!
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