友達が泊まりにきたので、せっかくだからと銭湯に行ってきた。
友達は全員男性だったので、私は1人で悠々と女風呂でゆったりと過ごすことができた。
行きは遠くて、帰りは近い
私も初めていく銭湯だったので、Googleマップを頼りに向かう。
初めていくところだったので、距離感が掴めない。どれぐらいかかるんだろう?また行ってもいいって思える距離なんだろうか?
結局友達とダラダラ話しながらだと、歩いて15分ほどの銭湯に辿り着く。
前に住んでいた家から最寄り駅までが歩いて20分ほどの距離だったので、それよりも近い。
と言うことは歩いて行ける範囲ってことだ。
東京に住んでいた時は、歩いて20分というのが目安になっていた。20分なら歩ける距離ということ。
おかげである程度の距離でも、歩くことが苦にならなくなった。
小学生の頃は学校までの距離が遠くて周りの建物も大きく感じたが、大人になると距離は短くて建物もこじんまりとして見える。
物の大きさとか道のりって、つくづく大人に合わせているってことを感じる。
ちなみにマクドナルドのハンバーガーって大人になると小さくなった気がしない??
番台の玄人さ
下駄箱は昔ながらの、木に番号が振られている鍵のタイプ。
私の胸の位置にある53番の下駄箱に靴を入れて、友達たちとは1時間後に下駄箱で落ち合う約束をする。
女湯の暖簾をくぐり脱衣所に入り、番台に入湯料を支払う。
490円を支払うのだが手持ちにピッタリなく、申し訳ない気持ちを持ちつつ1000円札で支払う。
ところがさすが番台。机の上に広げている小銭から目にも留まらぬ速さでお釣り分の金額を手に取り、私に手渡す。
目にも留まらぬ速さというのは、比喩表現ではなくて本当の話。本当に私はいつの間にかお釣りを手渡されていたのだ。
番台の能力に圧倒されつつ脱衣所のカゴまで行き、服を脱いでいく。
銭湯必須持ち物
大体の銭湯はシャンプー・リンス・ボディーソープは備え付けられていないので、私が銭湯に行くときの持ち物としては、
- ハンドタオル
- バスタオル
- シャンプー
- リンス
- ボディーソープ
- 化粧水
- 乳液
以上となる。
特にタオル類は忘れてしまうと、体を拭くことができなくてビチャビチャのまま帰ることになり脱衣所がえらいことになってしまうので、銭湯でお金を払って買うか借りるかしなければならない無駄な出費となる。
絶対に忘れては行けないのはタオルなのだ。
広い湯船に、たくさんの女性
風呂場に向かうと、まさに街の銭湯といった感じで大きな湯船が真ん中に構えていた。
そして驚いたのが意外とお客さんが多くて、シャワーを使う場所が限られていたことだ。
どこのシャワーを使ったとしても、どちらかの隣には他のお客さんが使っている。
こんなにご近所さんたちが訪れるということは、よっぽど人気のある銭湯なのかしら?もしかして家の給湯器が壊れているとか?
シャワーで体を流し、まずは全身を洗う。
家でお風呂に入るときは鏡がないので、頭をちゃんと洗えているのかわからないが、銭湯だと目の前には水垢のついていないキレイな鏡があるので、鏡を見ながら頭の隅々まで洗うことができる。
いつも以上にキレイに洗えるせいか、銭湯に来るとさっぱりとした気持ちになれる。
全身をキレイに洗い終えたらいよいよ湯船に入る。
一番大きな湯船は一番最適な温度だと信じていたので、まずはそこから入ってみることに。
‥‥あれ?足しか浸かってないけど意外と熱くない??まだお湯の温度に慣れていないからか??小学生ぐらいの子供も入っているから大丈夫だろうけど。
恐る恐る足から膝、お腹、胸へと少しずつ湯船に沈めていく。
なんとか肩まで浸かると、温度に慣れてきたようで気持ちがいい。全身が温められる。
ところが5分も経たないうちに、なんだかのぼせそうな予感がしてきた。
やっぱりお湯の温度が熱めなんだ。あんまり長く湯船に浸かれない!友達と1時間後に落ち合う約束したのに、まだ15分しか経ってないよ!あと45分も時間潰せない!どうしよう!!
とはいえのぼせてしまっては、せっかくの気持ち良さが台無しになってしまう。
仕方なく湯船から上がり、45分間下駄箱で友達たちを待つ覚悟を決めた。
瓶の牛乳ってまだあったんだ
体の水気を拭き、服に着替え、顔や体の保湿をできるだけ時間をかけて行う。
下駄箱に行くまでの時間稼ぎだ。ところが私の抵抗も虚しく10分もかからずに全て終えてしまう。
仕方ない。もう下駄箱で待とう。
そう思い脱衣所を出ようとした時、目に留まったのが冷蔵庫にある冷えた牛乳瓶。
久しぶりに瓶に入った牛乳見たなぁ。値段も140円ぐらいだし買ってみるか。
牛乳瓶を取り出して、番台に140円を支払う。今度はピッタリ支払ったが、やっぱりお金の受け取りも目にも留まらぬ速さだった。私番台好き。
本来であれば牛乳はグビグビと一気に飲みたいところ。
でも今の私は全ての動作に時間をかけるという制約がある。
下駄箱で牛乳をちびちびと飲みながら、LINEで友達たちにすでに上がった報告をする。
するとすぐに友達たちから返事があり、友達たちも上がっているとのこと。
連絡が来てすぐ下駄箱に友達たちが現れてこう言った。
「湯船熱かったから、俺らもすぐに上がっちゃった。1時間もおられへんわ。」
なんだ。私だけが耐えられないんじゃなかったんだ。
でもまたこの銭湯に来たいな。今度は30分後に下駄箱で落ち合うことにしよう。
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