【耳下腺腫瘍】初めての唾液腺シンチグラフィー【検査②】

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2日目は唾液腺シンチグラフィーから始まる。唾液腺から唾液がちゃんと分泌されているか調べる検査とのこと。

どんな検査なのか全く想像できないまま核医学室にある検査室へと案内される。

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薬剤の静脈注射

まずは静脈注射を受ける。テクネシウムというラジオアイソトープ(放射性同位元素)というものらしい。

唾液腺シンチグラフィー
国立国際医療研究センター病院

この時も私の血管がどうにも見つからず「いつもどの辺りを刺されています?」と聞かれる始末。本当に私の血管はどうしようもない。

右腕を差し出し無事一発で刺すことができ、薬剤も注入完了。注入中は特に痛みも入ってきてる感覚もなし。10分ほど待機して薬剤が耳下腺に集積してくるタイミングで撮影に入ることに。

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唾液腺刺激前の撮影

まずは口の中をうがい・ゆすぐところからだった。おそらく食べ物のカスや風味が残っていると唾液腺を刺激してしまうからだろう。

ゆすぎ終わったらCTの時のような大きな機械のガンマカメラのベッドに寝転び、ベッドが機械の中に入って撮影を行う。

私の場合は真正面、斜め右、斜め左の角度から撮られていたと思う。

撮影中は頭も体も動かしてはいけないので、特に何もすることがなく目を閉じていた。CTの時のように息を止める指示もなく、なんなら半分寝そうになっていたぐらいだ。

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唾液腺の刺激方法と、刺激後の撮影

一度ベッドが機械から出てきて、次は唾液腺を刺激するために、発泡性の酸っぱい粉末を口に含んで40秒ほど飲み込まないで口の中全体に行き渡らせて欲しいとのことだった。

紙コップを手渡され、中には白い乾燥剤のような粉末が入っている。てっきり液体を渡されると思っていたので(粉末なんてどうやって口の中に行き渡らせたらいいんだ?)と疑問に思いつつ、口にサラサラと入れる。

すると口の中でシュワシュワと粉末が音を立てて、唾液に溶けていく。ポッカレモンほどの酸味で刺激されてどんどんと唾液が量産されていき、口の中全体に酸味が広がる。

ところが発泡性のため空気も口の中で膨らんできて、だんだん口を閉じるのが難しくなってきた。

そこで鼻から空気を抜こうと、フスーっと口の中の空気を鼻から出してみる。

ンガッ!!!!!

鼻の奥にお酢を直接嗅いだ時の10倍はあろう酸味と、発泡性の刺激が同時に押し寄せてきて、鼻がツンときたのだ。

あまりにも想定外の刺激で涙目に。さらには口の中の酸味の混ざった唾液をこぼしそうになる。

鼻から空気を出すのはダメだ。口から出すしかない。溢れそうになる唾液を留めておきながら、さながら金魚のように口をパクパクさせて少しずつ空気を吐き出す。

その様子を見ていた技師さんが「辛そうですね。うがいしに行きますか?」と心配そうに尋ねてくれる。

唾液と空気でいっぱいの口では話せなくて、無言でコクコクと頷くと、洗面所まで案内してくれてようやく口の中のものを吐き出すことができた。

また口の中をうがいとゆすいできれいにしたら、再度同じ撮影を行う。やっぱりさっきと違って唾液が多く感じる。

無事撮影は終了し、この日はMRIの撮影もあったのでそれまでは病院内で過ごすことに。

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