祖母の病院までの付き添いを初めてしてみたら

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ようやく祖母がコロナワクチン4回目接種をしてきた。

祖母は最近引っ越してきたので、まだまだ土地勘がない状態。

近所のクリニックでワクチン接種の予約を母がしたが、祖母はそのクリニックの場所を知らないので、誰かが付き添いに行かないといけない。

そこで私がせめてもの祖母孝行で、クリニックまで連れて行くことにした。

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私も初めて行くクリニック

母からクリニックの場所をGoogleマップをスクショしたものがLINEで送られてきた。

名前は聞いたことがなかったが、場所はなんとなくわかった。とりあえず大通りを歩いていたら見つかるような場所だった。祖母のマンションからだと5分もかからずに行けるだろう。

接種するためには、接種券と保険証も必要らしく、それらはあらかじめ母が準備しておいてくれた。

当日は時間になったら、私が祖母のマンションまで行ってクリニックまで一緒に歩いて向かい、院内で祖母が手間取りそうなことのお手伝いをしてあげればいいだけ。

さすが母は用意周到だ。

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当日祖母を連れて行く

接種当日。午前中の開院している時間内ならいつでも行っていいとのことだった。

きっちり時間が決まっていると、どうしても時間を気にして行動しなければいけないが、時間内でいいというのは気楽なものだ。

まずは祖母をお迎えにマンションまで向かう。

祖母はクソがつくほどの大真面目なので、すでに準備万端で待っていた。

すぐにマンションを出ることができ、ゆっくりと祖母の歩幅に合わせつつ、女子トークを弾ませながらクリニックへと向かう。

私も祖母も初めて行くクリニックだったが、すぐに見つけることができた。大通りにあるから道に迷うこともなかった。

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院内には高齢者ばかり

院内で接種券と保険証を渡して受付を済ませ、一応初診ということになるので祖母の住所や薬の服用状況を用紙に記入する。

大体は祖母自身で記入できたが、住所と電話番号はまだ覚えていないようだったので、私が代筆する。

記入した用紙を受付に渡して、あとは名前が呼ばれるまで待合室のイスに並んで座る。

周りを見渡すと、私と同じように付き添いできた人もいるし、1人で杖をついてゆっくりと入ってくる人もいる。

一番混んでいる時間に私たちは来てしまったようで、すぐに待合室のイスがいっぱいになってしまった。

私は祖母の前に立って、他の人が座れるようにイスを空けたが、それでもどんどん患者が入ってきて、イスが足りなくなってしまう。院外で待つ人が出るぐらいだ。

よっぽど人気のクリニックなんだろうか。泌尿器科で高齢者の患者が多いということは、夜中の頻尿にでも悩まされているんだろうか。

受付には【夜の頻尿に悩まされている人はお気軽にご相談を!】というポスターが掲示されていた。

(そういえば、おばあちゃんも夜中のトイレに悩んでるって言ってたな。)と思い出しながら、ポスターをぼーっと眺めていると

「私も夜中にトイレ行きたくなるから、このクリニックに通おうかしら。」

と祖母が話しかけてきた。どうやら祖母も同じポスターを見ていたようだ。

注射は相変わらず一瞬!

30分ほどで名前が呼ばれた。診察室へと私も一緒についていく。

こういった付き添いというのは初めてだったので、私はどこまで一緒に行っていいのかわからなかったが、周りの付き添いにきている人たちを見ていると、診察室も一緒に行っていたので、私もそれにならうことにした。

診察室ではゴルフ焼けをした小柄なおじいちゃん先生が座っていた。

優しそうな先生で、話し方もはっきりとゆっくりと話してくれる。基本は祖母に対して話しかけるが、時折私の方にも目を向けて話しかけてくれる。

付き添いというのは、ただ付いて行くだけでなくちゃんと話も聞かないといけないものだった。

一通り問診を受けたらいよいよワクチン接種だ。祖母が袖をめくると、先生が話し続けながら、すぐにアルコールで腕を拭いて一瞬で注射を刺してすぐに抜き取った。相変わらず一瞬で終わってしまう。

擬音語で例えるなら、すっ、プス、すっ、て感じ。おそらく3秒もかかっていなかった。

一応15分ほどは待機時間として、また待合室に座って待つことになった。

私たちが待っている頃には、もう患者は全員いなくなっており、私たちだけとなっていた。

無事15分経過し、受付で接種証明書を受け取り、元来た道をまた歩いて祖母をマンションまで送り届ける。

祖母と別れてから、家に帰るまでの間なんだか大きなことを達成した気分になった。

無事祖母孝行はできただろうか。

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