生ハムメロンを人生で初めて食べた。
生ハムメロンなんて高級な食べ物の代名詞みたいなもの。
そんな高級な生ハムメロンを家で食べる機会が偶然生まれたのだ。
沖縄土産にメロン1玉!?
まずメロンは義弟からの貰い物だった。
なんと1玉。しかも沖縄旅行のお土産なんだとか。
ちなみにメロンにはシールが貼られてあった。【熊本特産】というシールだ。全く沖縄感がない。
沖縄といえば、海ぶどうとかサーターアンダギーとか沖縄そばセットとか、そんなお土産だと思っていたが、まさかのメロン。
どうやら沖縄でたまたま入った喫茶店の横にある果物屋さんに置いていたメロンがおいしそうに見えたので、それをお土産として買ったらしい。いわゆる直感でビビッと来たというやつだ。
沖縄旅行のお土産が熊本県産のメロンという、予想だにしないお土産をもらえた。
もちろん私としては嬉しい。何も文句はないし、沖縄でメロンを買うという発想がめちゃくちゃおもしろい!
沖縄だからと捉われずに、本当においしそうなものを買うというその感性が私は好きだ。
生ハムはカルディで
生ハムは私たち夫婦揃って好きで、友達から結婚祝いとしてこんなものをもらったことがある。
生ハムの原木には憧れていたけど、手入れを考えるとなかなか手を出せない。そんなときにこのブロックをもらえたので、食べる度に削るという贅沢を手軽に味わえた。
ただ今はもうこの生ハムブロックは無くなってしまった。
その代わりとなる生ハムはよくカルディにあるものを買っている。セールで安く売っていることも頻繁にあるので、その時は必ず買っている。
量の割に値段が安く、まばらながら薄切りされているので食べやすく、晩酌の当てとして2人で食べ切るのにちょうどいい量というのもポイントが高い。
私がたまたまカルディで安く売っていた生ハムを買ってはいたが、すぐに食べることがなくずっと冷蔵庫に眠っていたままだった。
メロンをもらったときは(1玉を食べられるなんて贅沢だなぁ。)ぐらいにしか思っていなかったが、冷蔵庫の中にメロンを入れるときに生ハムが目に入る。
生ハムメロンできるやん!!!
生ハムとメロンが同時に目に入らなければ、生ハムメロンなんて思いつかない。
早速生ハムメロンを準備することにした。
味は?
メロンは1/8にカットしたものを2切れ用意し、一口サイズに切り分ける。
生ハムはいつものようにお皿の上に広げて、食べやすいサイズに並べる。さながらてっさのようだ。生ハムには黒胡椒とオリーブオイルも全体にかけていつも食べているので、今回もそうしてみる。
生ハムとメロンが並ぶ日が来るなんて思ってもみなかった。生ハムもメロンもお互いのことをそう思っているだろう。
まずはメロンだけで食べてみる。
たまにメロンは甘さがなくて、水っぽい瓜を食べているようなものがあるが、全くそんな部分がない。全部甘くて柔らかい。さすが贅沢に1玉で買っただけのことはある。
生ハムはいつも食べているので、いつものちょうどいい塩っ気と薄い生ハムの食感だ。
さて。生ハムとメロンを一緒に食べてみますか。
一切れのメロンに一切れの生ハムを被せて、一緒にフォークで刺して口に運ぶ。
おいしい!!!
メロンの甘さと、生ハムメロンの塩辛すぎない塩っ気が相まって、新しい味だ。甘さと塩っ気はうまく共存しあえるもんなんだなぁ。
あとメロンの柔らかさと、生ハムの薄くても食感がある感じがまたおいしい。立食パーティーでカクテルグラスに一口サイズで盛り付けられているのが簡単に想像ができる。
何年も前にスイカに塩をかけて食べたことがあるが、この時はどうにもおいしいとは思えなかった。これも甘さが塩で引き立つという、生ハムメロンと同じ原理なんだろう。でも生ハムメロンはおいしい。
おそらくしばらくはできないであろう生ハムメロン。メロン一切れ一切れに、丁寧に生ハムを乗せて食べていく。
この味は二度と忘れないようにしよう。
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