結局この時の水膨れは潰れてしまった。
どうしてもサンダルを履く時に当たってしまう部分で、擦ってしまったんだろう。
勢いよくピュッとが膿が噴き出して脚をどろっと伝う。脚を伝う感覚がとてもじゃないけど気持ち悪い。どうにかして対処しないと。
とりあえず絆創膏を貼るも
とりあえずこの出来事は家に帰ってきた玄関でのことだったので、リビングにある救急箱まで歩き絆創膏を取り出す。
絆創膏と言えばこれね、という至って普通のサイズのものを膿が流れ出る大元の部分に貼る。
ぱっと見は覆い隠せている気がするが、どうにも絆創膏の傷口に当てる部分のガーゼあたりがすぐに黄色みを帯びてくる。
傷口も湿ってきた感じがするし、本当にこれでいいのだろうか。
不安に思いつつも、膿はすぐに固まるものだし放っとけばいいか、と安易に考えて着替えたり晩ご飯を作ったりするうちに、すっかり膿のことは忘れていた。
晩ご飯を食べ終えて一息ついたところで、ふとなんだか脚に液体が垂れている感覚が伝わる。
もしかしてと思いその元凶をたどると、やはりあの膿の噴き出した傷口からで、絆創膏では吸いきれなかった膿が溢れて垂れていたのだ。
やっぱり至って普通の絆創膏では防ぎきれなかったようだ。
水膨れのたるんだ皮を破り取ると
膿を大量に吸い切った絆創膏を恐る恐るはがし、傷口を確認してみる。
すると破れた水膨れは弛んではいるが、まだ中に膿が残っているようでブヨブヨとしていた。
もしかしてこれは弛んだ皮を取り除いて今ある膿を出し切ってから、キズパワーパッドを貼ればいいのではないだろうか。キズパワーパッドは「湿潤環境の維持」も目的とされているので、膿の湿潤環境の代わりを果たしてくれるはず。しかも乾かすよりも傷の治りは早いと聞いたことがある。
そんなあやふやな知識を思い出し、キズパワーパッドを急いでドラッグストアで購入する。
購入したのは大きめのサイズ。
大は小を兼ねるというし、大きめの方が膿がたくさん出ても防げそう。
そして家に帰って、まずは弛んだ皮を取り除くことに。
手はしっかりと洗った上で、皮をつまんで破る。もう弛んだ皮なので、痛さは全くない。ブヨブヨとした奇妙な感覚があるだけ。
ピリピリと少しずつ破くと、まだ溜まっていた膿もどんどん出てくる。ティッシュで流れ出る膿を抑えてなんとか皮は取り除けた。
そして一応傷周りは消毒して、垂れていた膿も洗い流す。さすがに皮を取り除いた傷口を水に晒す勇気はなかったので、ティッシュで傷周りを拭く程度に留めておいた。
ついにキズパワーパッドを傷口に貼ることに。
キズパワーパッドの効果!
説明書を改めて見るとキズパワーパッドは、最初に手で1分ほど温めてから貼るとしっかりと皮膚にくっついて貼れるそう。
というわけで、しっかり手でキズパワーパッドを温めてから傷口に貼り付ける。
ピッタリと密着した感じがするし、普通の絆創膏よりも目立たなくていいかも。簡単に剥がれそうな感じもないし。
キズパワーパッドは数日は貼り続けるものらしいので、ちょこちょこあのえぐれた傷口を確認しなくて済むのはいい!
数日経ってからキズパワーパッドを剥がしてみると、最初の頃の明らかにえぐれていた気持ち悪い傷口が、だいぶ周りの健康な皮膚と同化してきた、えぐれた感じもなくなってきた。
また傷口周りを洗って、新しいキズパワーパッドを貼っているのが今の状態。
キズパワーパッドは傷口から出てくる体液で膨らんでくるらしいが、2枚目のキズパワーパッドはだいぶ膨らみがなくなった気がする。
少しずつ傷が治ってきているようだ。
傷に合わせて、普通の絆創膏とキズパワーパッドを使い分けていこう。
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