とある節約系YouTubeを観ていたら、節約の参考にしているという本の紹介をしていた。
イギリスに住んでいる著者が書いた本で、様々な節約に関するマインドや手段をルール1〜93まで細かく分けて書かれているが、ルールの1つずつは多くても見開き1ページに収まる量。
外国人の書いた本だから、何やら共感の得られない習慣などがあるのかと思いきや、日本人にも当てはめることのできる手法やマインドばかり。
節約術というのは、世界共通の概念なのかもしれない。
私も節約を心がけているが、まだまだ自己流なので、客観的に節約術を見直せるのがこの本だった。
節約は我慢ではない
節約をはじめるということは、みじめな人生がはじまるということではない。むしろ、やっていくうちにだんだん楽しくなってくる。
賢い人のシンプル節約術:はじめに
節約というと、どうしても切り詰めた生活をしてお金を捻出するイメージを持ってしまう。
ただ、お金がたくさんあるからといって幸せを感じられない人もいるし、お金のかからない暮らしを心から楽しむ人もいる。
ということはお金があるからといって幸せになれるとは限らないということ。
であれば、身の丈にあった範囲でのお金の使い方をして幸せを感じられる暮らしをした方がいいよね、という考え方になる。
「心の持ち方」を変えることで、お金のかからない暮らしを心から楽しむことができ、シンプルな生活で幸せになれる、ということがこの本で書かれている。
実は私もやっていた節約術
93もの節約術があったので、私がすでに実践していることも多々あった。
- ルール6:ゲーム感覚でチャレンジする
- ルール11:給料から自動振替で貯蓄する
- ルール23:常に一番お買い得なものを探す
- ルール26:その場ですぐに買わない
- ルール53:水を買わない
- ルール55:自炊する
- ルール65:家で過ごす
ここに書いてきたものは特に私が常に頭に入れて生活しているので、もはや体に染み付いている感覚になっている。
特にマインド面では「ルール6:ゲーム感覚でチャレンジする」というものが、先程の引用で使った「やっていくうちに楽しくなってくる」というものにつながると思う。
本書で書かれているゲーム感覚でチャレンジするというのは、例えば月にいくら貯金に回せるかや、どの店が一番安いか、前の週より支出を減らせるか、といった1人でプレイするゲームばかり。
だから自分で目標を自由に設定できるし、目標到達しなくてもその過程で頑張ったことには変わりないので、以前の自分よりは確実に成長している。
このゲーム感覚でチャレンジすることは「ルール23:常に一番お買い得なものを探す」「ルール53:水を買わない」にもつながるマインドにもなっていると思う。
ちなみに私は独自に、お金を使わない日を作るというのを実践していて、これもゲーム感覚で楽しんでいる。
また「ルール55:自炊する」というのは私も実際にしていて、ダイレクトに節約を感じられる。
私の中での節約は、ゲーム感覚でチャレンジするというものが根底にあるから続けられると思っている。
節約は続けることで成果が出る
例えば一食自炊したからといって、何万円も節約できるものではない。
自炊を続けていくことで、1ヶ月あたりの食費を見てみると前月よりもまぁまぁ下がっている、という程度だと思う。
ただこれを何ヶ月も何年も続けると、塵も積もれば山となる、ということわざが当てはまるようになる。
大きな節約になるということだ。
積立NISAのような投資にも同じことが言える。毎月コツコツとお金を積み立てていくことで、何年後かには大きなお金に成長していることになる。
私が3年ほど積立NISAをしていて、現在の心境はと言えば(いつの間にかこんなに貯まっていたんだ)という感情だ。
投資と同じように、いつの間にか節約術を使っている、というような状態が望ましいのかもしれない。
にほんブログ村
コメント