夫が御朱印を集めている。どうやらあまりにも現世での運がなさすぎて来世に賭けているらしい。
今まで買ってきた自転車は何かしらの理由で全て壊れる、じゃんけんが弱い、優しさに付け込まれやすいなどなど。
どこか出かける度に御朱印をカバンに入れて、目的地の近くに御朱印を書いてくれるところをリサーチしておき、時間があれば寄り道して書いてもらう。
私と二人で出かける時にもしょっちゅう書いてもらっているのを見てきたので、せっかくならと私も御朱印を集めてみることにしているのだ。
そもそも御朱印とは
神社やお寺で拝受する「御朱印」は、参拝した証としていただく「神仏とのご縁の記録」です。 社寺によって異なりますが、御朱印は印章と、神社・お寺の名称や神様・仏様のお名前などの墨書きで構成されています。
じゃらんニュース:御朱印とは?御朱印集めのマナーや全国のご朱印帳をご紹介
神社でもお寺でももらえるもので、私はどちらでもこだわりはない。もらえるならもらう、というスタンス。
あと書き置きでもらえるケースも最近多い。別紙に事前に書かれているものをもらうというものだ。人によっては直接御朱印帳に書いて欲しい人もいるようだが、私はこれに関しても特に気にしていない。もらえるだけでもありがたいと思っている。
ちなみに夫は、もし自分が死んだら自分が集めた御朱印帳を棺桶に入れて燃やしてくれという、もはや遺言(?)を残している。閻魔様に見せる、天国に行ける通行手形とでも思っているのだろうか。
お値段
書いてもらうからにはお金を納めなくてはならない。(いつも「〇〇円をお納めください」と言われる)
私が今まで書いてもらった感じ、300円が一番多い。高くても500円。
一番困ったのは「お気持ちで」というものだった。
この時は夫と二人分をまとめて書いてもらおうと、御朱印帳を2冊渡した。いくら納めればいいか明記されておらずしかも小銭がなかったので、1000円を渡してお釣り400円をもらうつもりでいた。そしたらこの「お気持ちで」だ。
(うわ、お気持ちでなんて言われたら1000円渡した後に「お釣りを400円ください」なんて言えないよ。卑怯な手を使ってきやがって!)
と、神様仏様巫女様に怒られそうなことを考えてしまった。感謝の気持ち・信仰心が皆無。
結局1000円を渡すことにして、お釣りをもらうという暴挙はしなかった。というよりできなかった…。
どんな神社・お寺なのかさっぱりわかっていない
そもそも私はあまり歴史が得意ではない。そのせいか、神社やお寺の建立理由とか、何にご利益があるのかとかもよくわかっていないまま御朱印をもらっていた。もはやただのスタンプラリー。
しかし今になって思うと、こんな信仰心皆無の状態で御朱印なんかもらったところで、ただの達筆な文字が書かれた紙切れにしかならないのでは、と思い始めた。
せっかく御朱印を書いてもらうんだったら、せめてどんな神社どんなお寺なのかさらっとでもいいから、知る努力をするべきなのでは、と急ごしらえの信仰心が芽生え始めたのだ。
一時期御朱印ブームがあったと思うが、その時は本当に人が多くて御朱印を書いてもらうのに何十分も並んでいたのを覚えている。(この時期はまだ私は書いてもらったことがない)
その時に比べると、今はブームが落ち着いてきているのですぐに書いてもらえるし、御朱印を書いてもらうことがなければ、行く事のなかった神社やお寺と巡り会えるし。
これからはどこかで御朱印をもらえたら、ブログに書いていこうかな。
コメント